ADコートの耐酸性試験を行いました。
AD-スーパーを塗布したライムストーンを塩酸10%溶液に浸け、コートの効果を確認しました。
結果、塗布部分の方が塩酸の影響が少なく、試験後もADコートの効果は残っています。
これは、ADコートが浸透層を形成しているためで、表面が溶けても内部まで出来ている
浸透層によって吸水防止効果を保っています。この結果から屋外の石やコンクリートに
ADコートを塗布した場合、躯体に対する酸性雨の影響を大幅に軽減することが可能なことが解ります。
反応が終わった塩酸液から取出した状態。試験体下部の無塗布部分は溶けて細くなっています。
スーパーを塗布している部分も表面は荒れていますが無塗布ほど溶けていません。
また、塗布部分は石の色が白く吸水防止効果が残っている事が解ります。
こちらも同じ試験です。
(左写真)↓左右が塗布部、真ん中が無塗布。写真では解りませんが塗布部と無塗布部には段差が出来ています。
(写真右)断面の浸透層も確認できます。